ペダリング考察8:骨格図から見る「骨盤を立てる」の意味

ペダリング考察8:骨格図から見る「骨盤を立てる」の意味

ペダリング考察シリーズ

骨盤を立てると言われると多くの人は骨盤ではなく腰椎が立つという話をその6でしたが、ならばどうすれば「骨盤が立つ」のか。

ちょっとWebから拝借した画像を使ってみる。

20130708-132053.jpg

この図を見ると、骨盤、腸骨から坐骨、恥骨までは一枚の板であるので、骨盤はそもそも立っており骨折でもしない限り潰れることはないことがわかる。

ならば、「骨盤を立てる」とは、一体どんなことを指しているのか。私は、腰椎から来る上半身の荷重を骨盤の中央で受け止めるために骨盤の角度を調節するということと、それを維持するために骨盤周辺の筋肉を最小限度で緊張させることと思っている。

右上の側面図を見ると、人間は直立不動の状態だと腰椎から下に伸ばした延長線が骨盤の中央を通っていない。延長線はおそらく踵を通っていると考えられる。

この構造は立っている姿勢での荷重を骨盤と踵に分散するためのものと考えられるが、この姿勢のまま速い動きができないことは説明不要だろう。

短距離走のスタンディングスタートや野球やバスケットボールの守備姿勢のように、我々は速い動きの前に必ず腰をかがめわずかに前傾姿勢を取るが、この姿勢を取ることで腰椎から下に伸ばした延長線が骨盤中央付近を通るようになる。
これによって身体全体の筋肉の余計な緊張が取れ、次の瞬間に素早く対応できる。これをサドルに跨ってやればいい。言葉としては「骨盤を立てる」ではなく「骨盤を前傾させる」に近い。

雑誌などで見たり、それを真似する人がやる「骨盤を立てる」フォームはだいたい腰椎が地面に対して垂直で、骨盤は後傾している。一方、「骨盤を寝かす」フォームは腰椎前傾、骨盤前傾と腰椎前傾、骨盤後傾の両方が見られる。

腰椎垂直、骨盤前傾のフォームがいわゆる「骨盤を立てて、背中は猫背」のフォームで、ヨーロッパの総合系のプロ選手(コンタドール、へシェダル等)に見られる。すごくかっこいいが、個人的には日本人には取ることが難しく、向いてないフォームと思う。

ちなみに私は腰椎前傾、骨盤前傾。私は骨盤後傾は明確に否定するが、骨盤が垂直よりわずかでも前傾してさえいれば、あとはその人次第と思う。これを読んだ人が、より楽に、より速く走れるフォームを見つけられますよう。

次回

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