WH9000-c24-clとレーシング3

印象的な出来事だったので書き記しておく。

早朝の彩湖を自転車仲間と流しているとき(寒かった!)、レーシング3とc24を交換して評価しあってみようということになった。

WH9000-c24-clはシマノの最新ホイールでクリンチャーとしてはほぼ最軽量のホイールだ。対してレーシング3はフルクラム(カンパ)のミドルグレード。いずれもアルミリム+スチールスポークで組み方も同じ(2to1)。違いはリヤのスポーク本数(20、21)とリムハイト(24mm、30mm)、リヤハブの寸法だ。あとお値段の差はだいたい2倍。

履いているタイヤもコンチのグランプリ4000Sで同じだったので、純粋なホイールの性能差が体感できる稀有な機会となった。

はてさて勝敗はというと、レーシング3の勝ちだった。もちろん個人的に、ね。走り出してすぐにc24が軽量なのはわかったが、立ち漕ぎするとパキンと異音。

ホイールマグネットがセンサーに当たる音だった。その後も一定以上のトルクをかけるたびにパキン。つまりホイールがよれている。踏み味も以前のフレームに戻ってしまったかのように、ゴムを踏んでいる感じがした。

体重80kgの自分には明らかに剛性不足というのが、c24の評価だった。自分は日本人としては少々規格外だが、それでもお値段10万近いシマノのフラッグシップホイールの一角にそんな評価をくだすことになろうとは。

やはり重量級の自分には軽さ<剛性で、リムハイトの低いホイールは鬼門なのだ。カタログに載っている重量はあまり気にしないほうがいいとはよく言われることだが、それがここまで如実に感じられたのが、とても印象的だった。

また、フレームの剛性>ホイールの剛性という状態を初めて体感したが、ホイールの性能でフレームの性能が均されてしまっているような印象を受けた。フレームの性能差は加速と40kmオーバーの巡航ではっきりとでるが、普通に走っている分にはホイールの性能が支配的だ。

自分にとって相性のよいホイールを見つけることは、実はフレームよりも重要かもしれない。そんなことも感じた冬の早朝だった。というわけでレーシングゼロとかいいなぁw

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